"茅ヶ崎"コーヒー!?
茅ヶ崎の有名なミニトマト農家「おイシイ農園」の石井ちゃんから、ある日、コーヒーの実がなったから見にこない?と連絡が。
え?
どゆこと?
いつの間にコーヒー育て始めたの??
と目をパチクリさせながらも、写真を見せてもらったら立派な赤いチェリーがたわわに実ってるじゃありませか。
これはぜひ見せてもらわねば!!ということで、いそいそと行ってまいりました。
ハウスでミニトマト栽培をされているので、その一角を使ってお父様が5年前からコーヒーを十数株育て始め、今年初めて実がなったとのこと。
開花時はビニルハウスいっぱいにジャスミンのような香りが充満し、すごかったそう。
刷毛で一つ一つ受粉し、その結実がこれ、というわけです。
品種はArabica ‘Nana’。
恥ずかしながら聞いたことがなく、少しググってみたところ、どうやらカトゥーラ種のことのよう。
カトゥーラ種は、ブラジルで発見されたブルボン種から突然変異した矮性種(樹高が低い)で、今ではコロンビアなど中南米の主力品種の一つ。
※Arabica ‘Nana’=カトゥーラかどうか、情報源が少なく自信ナササリー!間違っていたらご指摘ください。
矮性(樹高が低い)なので収穫時の手間が少なく、収量が多い。
なるほど、矮性で室内で育てやすく、葉の色が濃くて見栄えも良いから観葉植物としても流通しているのか。
おもしろ!
大きなビニルハウスの中にずらっと一列、コーヒーの木が並んでいます。
どの株の枝にも真っ赤に熟したコーヒーチェリーが立派に。
写真でよく見ていた、まさにそのものの光景で、ちょっと感動。
早速一粒もぎって口にしてみると、、、
あんまっ!
といっても、濃厚な蜜のような甘さではなく、なんというか、ステビアのような甘さ?
若干草っぽい印象、そして酸味は全くありません。
この辺りは品種によっても違うのかな?
なんせコーヒーチェリーは初めて食べたので、基準がわかりません。
すでに過熟の様相を呈しているチェリーもあるので、早速少し収穫させていただきました。
こちらは持って帰って精製してみることに。
指先でぎゅっと絞るようにすると、中からつるっとパーチメントが飛び出てきます。
パーチメントとは、コーヒー豆の外側を覆っている薄い殻のような組織。
内果皮とも言います。
そしてそのパーチメント自体は、ミューシレージというヌルヌルとした粘液質の組織で覆われています。
さくらんぼやブドウを食べて種を出すとぬるっとしてますよね?
そんなやつです。
石井ちゃんとお父様。
コーヒーの他にもバナナとかパイナップルとか、いろいろ育てられてます。
こんな貴重な機会をいただいて、本当にありがとうございます!
こちらは、お父様がご自身で精製方法を調べて、いわゆるアナエロビックで精製、乾燥されたもの。
アナエロビックとは、「嫌気性発酵」のことで、ポリタンクやビニル袋などにコーヒーチェリーを詰め、酸素を遮断した状態で活動する微生物の働きを得て発酵させる手法。
発酵時の圧力が加わることもあって、独特の風味がコーヒー豆に浸透します。
まだパーチメントに包まれてますが、これを取り除くとやっとあの見慣れたコーヒー豆が出てきます。
コーヒー豆は、このパーチメントの状態もしくはチェリーがついたままの状態で天日干しなどで乾燥させ、水分値が10〜12%ほどになったら脱穀(ドライミル)して出荷となるのですが、残念ながら手元に水分計がないのでここはおおよその感覚で行くしかないかと。
ちなみにこのアナエロビックのお豆もお預かりして、焙煎させていただけることになりました。
いや〜楽しみ!
そしてそして。
なんと嬉しいことに、一番たわわに実っているコーヒーの木を一本、お店にお預かりすることになりました!
ほとんどのチェリーが熟しているので、できるだけ早く収穫して精製してみたいと思います。
コーヒーチェリーなんてなかなか実際に見れる機会はないので、ぜひぜひ覗きに来てくださいね。
また、ハウスの中のチェリーも順次収穫し、精製・テスト焙煎させていただくことになりました。
次回からその過程をご紹介していきたいと思います。
いやー、これは楽しくなってきたーーー!