BLOG

CHIGASAKI Coffee Story 〜最終ロット精製しました〜

5月9日に、ほぼ残り全てを収穫させていただいた「おイシイ農園」さんのコーヒー。

晴れの日は毎日自宅のテラスに広げて天日干ししているんですが、相変わらず乾燥が遅い。

ナチュラルは果肉に爪を立てるとグニっとめり込みます。
硬めのドライフルーツのような感じ。

ハニーも夕方以降は湿気を吸収してベタベタとした状態に戻ってしまう。

中の生豆は、水分値の高いマンデリンのような少し深い青色。

毎日天気を気にしつつ、このデカいザルを一つ一つテラスに出し入れするのもアレだし、雨の日は部屋を占有しちゃうし、ビッケ(うちのネコ)にひっくり返されるし、さてどうしたものか、、、と悩んでいたところ。。

生豆を時々購入しているとある業者さんのサイトに「質問コーナー」というのがあるのが目にとまり、これ幸いとあれこれ質問を投げかけてみたところ、大変詳しい回答をいただきました。

乾燥に関しては、やはり時間がかかり過ぎとのこと。

やっぱりこの時期日本は気温が低い上に湿度が高いので、産地のようにはいかないようです。

ということで、ここで一気に時間短縮のため、風呂場の乾燥機にかけ、仕上げてしまうことにしました。
いわゆる機械乾燥、ということになるのでしょうか笑

乾燥機にかけること7時間。
ホカホカ、カラカラになった豆がまた湿気を吸収してしまわないうちに一気に脱穀していきます。

No.1 ナチュラル

乾燥期間 5/9〜5/26
脱穀前 850g
脱穀後 268g(※欠点豆も除去)
欠点豆 7.5g(欠点率2.8%)

余談・・・
ナチュラルの脱穀、めっちゃ時間かかります。。
果肉がドライフルーツ状態で完全に乾燥していないので、家庭用精米機では完全に分離できないチェリーがいっぱい出てきます。
そういうのは2度、3度と精米機にかけるのですが、それでも分離できないやつがあるので、最後は指先で一粒一粒生豆を取り出していきます。
指先はベタベタになるし、分離した果肉と生豆は比重があまり変わらないので風の力で果肉だけ飛ばすということができず、それも全部手作業で分離。
もうナチュラルはやらない笑

↑午前中いっぱいかけてやっとこんな感じに。

No.2 ハニー

1st lot
乾燥期間 4/29〜5/26
脱穀前 219g
脱穀後 125g(※欠点豆も除去)

2nd lot
乾燥期間 5/9〜5/26
脱穀前 225.5g
脱穀後 129.6g(※欠点豆も除去)

脱穀直後の様子。
ここから扇風機などを使ってパーチメントを飛ばしていきます。

でも最後はやっぱり手作業笑

↑はい綺麗になりました。

メモ汚。笑

No.3 アナエロビック・ナチュラル
(水なし・ペットボトルで発酵後、果肉のまま乾燥)
発酵期間 4/27〜5/2
5/5〜5/8
乾燥期間 発酵終了から5/26まで

量も少なかったので上記二つのバッチを混合。

脱穀前 未計測
脱穀後 79g(※欠点豆も除去)
欠点豆 3.3g(欠点率4%)

アナエロビック・ナチュラルの生豆。

ナチュラルの豆もそうですが、産地の生豆のナチュラルやアナエロビックはもっとイエローブラウンに近い色になっていますが、こちらはそこまで着色していません。
発酵・乾燥過程の違いが出ているのでしょうか。
ですがこのアナエロビックは、ほんのり甘酸っぱいフルーツのような香りはしています。

こちらは、除去した欠点豆。
貝殻豆(生育不良)、ワレ・欠け豆がほとんど。

面白いのは、虫食いが一つも見当たらないことです。
日本にはコーヒーチェリーや豆を食べる虫がいないのでしょうか。

無農薬栽培ですが、ハウスの中なのである程度の害虫防御ができているのかも?
ただ、一部アブラムシは発生していました。

それともう一点。
コーヒーチェリーは天日干ししても、鳥が突きに来ないということがわかりました笑
なんでだろ?

そして最後のロットは写真なしです。

No.4 アナエロビック・ハニー
(水に浸漬・ラップで密封して発酵後、果肉を除去して乾燥)
発酵期間 5/3〜5/9
乾燥期間 5/9〜5/26

脱穀前 343g
脱穀後 232g(※欠点豆も除去)
欠点豆 8g(欠点率3.3%)

これまでのものすべてを合わせると、今回生産できた生豆の総重量は約1,120gとなりました。

悔やむべくは、収穫直後のチェリーの重量を計測していなかったこと。
痛恨のミス。
しかし、生豆にするとチェリーの10分の1程度になると言われているので、おそらく収穫したチェリーは約12kgと予想。

まとめるとこんな感じ。

収穫した木の本数 14本
収穫したチェリー 約12kg
生産できた生豆  1.12kg

今回は全部タイミングよく収穫できず、ダメにしてしまったチェリーもあることを考慮すると、おそらく生豆1.5〜2kgくらいは生産できたのではないかと思います。

一本平均にすると生豆80〜140g、というところでしょうか。

産地では平均で一本の木から生豆700~800gが生産できるとのことなので、約5〜10倍の差!

ひー!

ただし、おイシイ農園さんのコーヒーの木は、

・試験的に栽培されていたこともあり、あまり大きくなり過ぎないよう140cmくらいの高さで芯止め(木の先端の生長点をカットしてしまうこと)していた
・今年が6年目で初収穫だった
・移動させる必要があるため、鉢植えがそれほど大きくない

というようなことを考えると、妥当な数字かもしれません。

ちなみに産地の実付きは強烈だそうで、多いところでは一本の木から2〜3kgの生豆が生産できるとのこと。

いやー見てみたいですね!

次回はまたまたテスト焙煎をしていきます。