BLOG

CT田んぼプロジェクト、収穫祭を執り行いました!

コスタリカ・ベネズエラ訪問レポシリーズ途中ですが、年内にご報告しておきたい話題があったので、一旦そちらを。

去る12/2土曜日、店舗を臨時休業させていただいて、田んぼプロジェクトの収穫祭を執り行いました。

今回は同じエリアで稲作に取り組む別のグループとの共同開催となり、総勢60名の大所帯となりました。

CTの収穫高は、それぞれ玄米で

うるち米「アキニシキ」:208.1kg
餅米:56.7kg
合計:約265kg

昨年より面積が広くなった分、収量もしっかり増加。

後半、雑草の異常な勢いに押され気味でしたが、蓋を開けてみれば豊作といっていい内容かなと思います。

ほっと胸をなでおろしました。。

やっぱりこの日の喜びは格別です。

誰もが終始ニコニコ顔。

古来から世界中ほぼあらゆる地域で、様々な形で収穫祭が祝われてきたことの意味がよーくわかります。

そして今年は餅米にチャレンジしたのですが、これが大正解。

餅つきの人寄せ効果といったら!笑笑

収穫祭の雰囲気が爆上がりです。

僕自身は、餅米を苗から育ててお餅につきあげるまでの過程をほぼ一気通貫で体験したのは、この年になって初めてのこと。

当たり前ですが、「あらー、本当に餅になったよ!」という感激は、参加者ほぼ全員でシェアできたんじゃないかと、その時の様子を思い出すと、今でもニヤけてしまいます。

これぞFrom Seed to Mochi笑

ただ今年の異常な猛暑はやはり米作りにも影響していたようで、その気温自体と雑草の勢いの両方の影響か、うるち米は全体的に少し粒が小さめでした。

今後この傾向が続くのか、やはり少し気になりますね。

そして来年は、今回一緒に収穫祭を行ったグループと統合し、さらに大きなグループとなっての再出発となります。

2年間続けてきて、少し課題もはっきり見えてきたので、来年はその対策に取り組むことでどれだけ効果が見られるか、今から楽しみです♪

【コーヒーロースターである僕たちがなぜ米作りをやるのか?】

さてここからは、ロースターがなぜ田んぼなんかやってるんだろう?と興味を持たれた方が目を通していただければ。

ざっくり僕の頭の中にある動機を書き出してみるとこんな感じ。

・コーヒーも米も同じ農業であり、共通する部分は多く見られます。では農業とはどういうものだろうか?というシンプルな興味関心が原点。米作りを通してコーヒー生産者に対する理解・想像力を培うことができるのではという期待もあります。

・そもそも自分はあまりにも自分の食の源に「無関心」「他人ごと」だったのではないか?という自省。空気、水の次に僕たちが生きるために欠かすことができない「食物」を作る農業は、本来もっとも重視されるべき職業であるのに、そうなっているとはいえない現実を見て、まずは農を「他人ごと」ではなく、「自分ごと」にする必要があるという思い

・衰退していく一方の日本の農業。日本での離農者・耕作放棄地が増加する状況は、防災機能(河川氾濫時の緩衝地帯など)や食料安全保障を脅かしていると危惧されています。農を通じた生産者・消費者の交流で農業を活性化させ、農地を維持していくことに関わりたいという思い

・農家ではない人たちに市民農園的な形で米作りや野菜作りが広まることは、食(の少なくとも一部)の社会的な共有財産(コモン)化に繋がり、食料安全保障を多少なりとも担保できる可能性を秘めているのでは(農家さんの減少分を補完)という期待

・半農半X的な生き方(半自給的な農業=持続可能な農ある小さな暮らしとやりたい仕事を両立させる生き方)の模索

・無農薬有機栽培とは実際のところどれだけ大変なのか、どういうものなのか、体験し理解する

・自然の中で身体を動かすのは、適度なトレーニング効果+リフレッシュ効果が大。そしてシンプルに楽しい!

・なにより、自ら手をかけて作る米の美味しさ、そして作業の苦労とその対価としての収穫を仲間とシェアできる喜び

多少大袈裟なところがあるのは甘ちゃんだなあと笑って流していただければ笑

ただ、誰だって政治や社会に対してこうだったらいいのにとか、どうしてこうじゃないんだろう?というようなことの一つや二つはきっとあるのではないでしょうか?

そのようなことです。

そして考えて嘆いているだけではダメかな?ということで、農家さんのご協力を頂いて、近しい考えを共有する仲間と一緒に農業をすこーし齧らせていただいている、というところです。

それ以上でもそれ以下でもありません。

本業の農家さんとは違い、ある意味お気楽な立場で甘えさせていただいてるだけなので、本当にありがたいことだと思います。

そしてもちろん、参加者各人の動機、思いが全員同じである必要はないですし、みんなで協力して美味しい無農薬有機栽培米を作ってその時間と成果をシェアする、というベクトルさえ合っていれば、それで全然いいと思います。

大事なのは、普段の生活の中であればもしかしたら交差することはないであろう人たちの間で、米作りを通して新しい出会いと交流が生まれ、その輪が少しずつ広まっていくことかなと考えています。

ということで、来年もし、この米作りプロジェクトに参加してみたいなあという方がいれば、まずはお気軽にご連絡ください♪

※ただし原則として、これから何年も継続して参加する意思があること、そして年間を通して複数回の活動に参加する意思があること、を条件とさせていただきます。田植えや稲刈りを一回くらい経験したらいいかな、という方はごめんなさい。とはいえ、すでにたくさんの方が参加されているので、そんなに大変なものでもないと思います。詳しくはお問合せください。

最後に、この活動を全面的にサポート頂いている相原農場さん、我らが師匠のイマハ菜園さん、そして一緒の活動してくれた皆さん、今年一年、本当にありがとうございました。

来年もまた美味しいお米を作りましょう!

※このブログのクレジット入りの写真は、カメラマンSusumu Yoshiokaさんから拝借しました。ありがとうございました!