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タイ チェンライ ドイパンコン ピーベリーVSそうじゃない豆 カッピング大会

ECサイトローンチ記念、栄えあるカッピングレポート第一弾は、「タイ チェンライ ドイパンコン」!

社内では、「ドイちゃん」の愛称で親しまれている高品質スペシャルティ。
(紛らわしいですが、タイのコーヒー産地としてこれまた有名な「ドイチャン」のすぐ近くの産地です。)

言葉の響きというかリズムがいいので、スタッフが時々意味もなく「ドイ!パン!コーーーンっ!」って叫んだりもしています。

お店で聞こえてもあまり気にしないでくださいね。

それなりのお値段がするのですが、なんとCTのオリジナルブレンド「AFTER SURF BLEND」に贅沢にもたっぷりと入っています。

さてそんな(どんな?)ドイパンコン、お豆の説明カードにもちょっと書いてあるんですが、タイ北部チェンライ県の村の名前で、この地域にはアカ族という少数民族が暮らしています。

ちなみに小ネタですが、Wikipediaの「ヒト」の写真にも採用された民族です。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ヒト

なんせ「人類」を象徴する画像です。選ばれた背景には長年にわたる議論があったようです。
https://wired.jp/2018/03/18/how-wikipedia-portrayed-humanity/

ちょっと脱線しました。。。

ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、チェンライは、メコン川流域でミャンマー・ラオス・タイの三国が隣り合う「黄金の三角地帯」の一部。
少し前まで、世界最大の麻薬の産地でした。

それが1990年代に始まったタイ王室の麻薬撲滅・少数民族救済キャンペーンを機に、アラビカの花咲く土地に変化した、という背景があるそうです。

・・・と、前置きはこれくらいにしておいて。

この豆の特徴なのか、このロットがたまたまそうなのかは定かではありませんが、ピーベリーという丸い豆がたくさん混ざっていて、最初の頃はそれを全部ハンドピックで別に分けていました。

ピーベリーは、別に品質に問題があるわけではありません。
通常コーヒー豆は、一つの実の中にコーヒー豆となる生豆が2粒向き合うように入っているのですが(フラットビーンズといいます)、ピーベリーは何らかの原因により、一粒しか入っておらず、そのため丸い葉巻型UFO(古)のような形状をしています。

栄養分が集中するため、より甘みが強くなるとも言われ、その希少性からピーベリーだけを集めてプレミア価格で販売されたりもしています。

今回は、ピーベリーのドイちゃんと、普通のドイちゃんをカッピングして、実際に有意な違いを感じ取れるのか?というチャレンジです。

それでは参りましょう!

まずは、二つのドイちゃんを丁寧にドリップ。

ローストは、香りもよく、最もバランスがいいと感じたハイロースト(中煎り)です。

抽出したコーヒーは、クリアで紅茶のような、とっても綺麗な色をしています。

まずは、ピーベリーから。

以前カッピングした時と同様、芳醇なワインやグラッパを思わせる、高級感のあるすごくいい香り!

うんまい!!

スタッフしゅんしゅん、目ん玉、目ん玉!!

ミルコチョコレートのような甘さとコクも感じられ、クリーンで心地の良いアフターがずっと続きます。

で、続いて通常の豆で抽出してスタッフ3人で飲み比べてみたんですが、3人ともピーベリーの方が少し甘い印象が、、という意見で一致。

でもあまり信用できないので、次にブラインドテストしてみたら、案の定見事3人とも外しました。

人間の先入観ってほんと、当てにならないですねえ。。

ということで、ピーベリーとそうでない豆に有意な違いは見られないという結論に、少なくとも今回は至りました。

他の豆ではどうなんでしょうね、また試してみたいと思います。

いずれにせよ、タイのドイちゃん改めドイパンコンの素晴らしさを改て認識したカッピングとなりました。

スタッフ全員が自信を持ってオススメしますので、ぜひお試しくださいね!

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