CHIGASAKI Coffee Story 〜アナエロビックの焙煎〜
ウォッシュトが仕上がるのが待っていられないので、早速アナエロビック(嫌気性発酵)の豆を焙煎してみます。
※アナエロビックについては、前回の記事を参照してね。
https://cruisetown-coffee.com/news/6433b63587fb37002a46ca74
このコーヒーを栽培された「おイシイ農園」石井ちゃんのお父様が、ネットでいろいろ調べて精製された豆です。
こちらは、パルピング(コーヒーチェリーの果肉を剥く)してアナエロビック精製したものとのこと。
水分計がないため、水分量が適切なのかどうかは不明ですが、パーチメントを剥いてみた感じ、大丈夫そうです。
一粒一粒、こんな感じでパリパリと指先で剥いていきます。
全体としてかなり小粒な感じ。
これは生育状況によるものなのか、この豆の特徴なのか。
でも推測通りカトゥーラ種であるなら、標準的なカトゥーラの豆よりちょっと小さいかも。
やっぱり違うのかな〜?
中にはパーチメントの中のコーヒー豆が正常に生育していないものも。
収穫後のフローティング選別でこういった不良豆を取り除くんですね。
いやーしかし。
えらい時間がかかるし、だんだん指先が痛くなってくる。
本来なら脱穀機(ドライミル)を使うんですが、そんなものないし。
これはさすがにやっていられないので、ちょっと調べたところ、やっぱりいました、猛者が。笑
家庭用の精米機で脱穀してましたよ。
ということで早速メルカリでポチりました、精米機。
田んぼもやってるし、兼用ということで、ね。
この日は結局、サンプル用の豆30gを用意するのに二人掛かりでなんと40分もかかりました笑
残りは精米機が届いてから脱穀します。
では早速焙煎。
30gの焙煎はあっという間。
ミディアムローストを目指しましたが、豆が小粒だったためか、ちょっと色が濃い気がします。
とはいえ浅めの焙煎なので豆が膨らみ切らずしわが目立ちますが、火は中までしっかりと通ってます。
焙煎後の欠点豆もそこそこあったのでこれも除去して、いよいよ抽出していきます。
豆を挽くと、こんな感じ。
爽やかで密度のある柑橘系の香りとナッツの香ばしい香りが入り混じった感じ。
異臭のようなものは一切感じません。
え?これはいいんじゃないの?
じゃん。
できました、おそらく史上初の茅ヶ崎産コーヒー!
では、実飲!
香ばしいクルミと、控えめではありますが、豆を挽いた時に感じたキンカンのような柑橘の香り。
そしておそらくアナエロビック由来の、ムスクのような印象の香りも。
口に含むと角の取れた柑橘系の優しい酸味と、シロップや蜂蜜のような若干とろっとした甘さを感じます。
うん、甘い!そしてクリーン。
雑味は感じません。
余韻も長くて心地よいです。
ハチミツキンカン系?
これははっきり言って・・・ウマいです。
このコーヒーを試飲する直前に、大好きなエチオピアのゲイシャ・ナチュラルを飲んでましたが、それに勝るとも劣らないと感じました。
正直なところ、ちょっと驚いてます。
スタッフしゅんの顔が物語ってます笑
だって、収穫も初めてなら精製も初めての、初めてづくしですから。
確かに豆はかなり小粒で、スクリーンサイズでいったら格付けは落ちるのかもしれません。
もしかしたら、この品種Arabica Nana=カトゥーラではないのかも。
でもチェリーは完熟だったし、小粒なりの焙煎を工夫したらいいんじゃないかと思いました。
いやーしかし、予想を上回るポテンシャル。
茅ヶ崎コーヒー、マジでいけるんじゃない??
今乾燥中のウォッシュトもちょっと期待が上がっちゃうな。
ナチュラルもやってみねば!
ということで、次回もお楽しみに!