original







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豆のまま | Whole(おすすめ)
¥2,070
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極細挽き | Extra Fine(エスプレッソマシン)
¥2,070
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細挽き | Fine(マキネッタ)
¥2,070
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中細挽き | Medium Fine(水出し)
¥2,070
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中挽き | Medium(ドリップ)※少し粗め
¥2,070
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粗挽き | Coarse(フレンチプレス)
¥2,070
ココナッツを思わせる甘い香りの中にエキゾチックなスパイスやフローラルな香りも顔を覗かせます。
オレンジやアップル系の心地よい渋みを伴う酸味があり、冷めるとハチミツのような甘さも。
フィリピンの品評会で上位入賞する農家を複数輩出し、もっとも品質の良いコーヒーを生産する農協の一つ、BACOFA農協からの希少なコーヒー。
【原産国】フィリピン
【農園名】BACOFA農協に所属する小規模農家さんたち
【地域】ミンダナオ島ダバオ市アポ山
【標高】1,300~1,600m
【精製方法】ナチュラル
【品種】カティモール
【受賞歴】
2018年 2、6位
2019年 1, 4, 6, 7, 9位
2021年: 1, 3, 4, 6, 8位
2022年: 1, 2, 5, 6, 7, 8, 9, 10, 11位
2023: 2, 5, 8, 10, 11位
2024年1、4,5,7位
【カッピングコメント】ココナッツ、スパイス、フローラル、オレンジ、アップル、ブラックティー、ハニー
フィリピンは、私(CT代表篠田)が学生時代に一年ほど滞在していたことがあり、多くの人々にお世話になった大変想い出深い国です。
いつかまた何らかの形で関われたらと心に秘めていたのですが、あれから30年を過ぎて突如その想いが形になってきて自分でも驚いています。
まずは素敵な御縁からこのコーヒーをご紹介させていただくこととなりました。
今後、さらにわくわくするような展開が待っており、皆さんにご紹介できる日を楽しみに取り組んでいきます。
以下、フィリピン・ミンダナオ島ダバオ市でコーヒー、カカオの品質改善と輸出に携わっている太田勝久さんによるレポートです。
もともと2013年に地元のNGOが農家20人を組織し、BACOFAを設立。
2016年に3月に太田勝久が訪問した時はNGOのプロジェクト期間が終了し、コーヒー豆が17トン収穫されたうち10トンが売れずに残っていました。
高地の生活は貧困に加え、急斜面で野菜が栽培されており土壌の流亡も激しいという問題を抱えていました。
太田はコーヒーが売れるようになるために品質改善が必須と考えました。
国際市場、特に世界で最も味に五月蠅い日本市場で認められば、フィリピンでも売れるようになるだろう、と。
現地の農家も自分たちで自分たちの活動を選択できるようになってもらいたいと願い、意思決定は農家に任せていました。
ただし、最初の数年は品質特に生豆の選別には徹底的にこだわりました。
IKAWAホームロースターを持ち込み、各農家のコーヒーを焙煎し農家とともに試飲し、良いコーヒー悪いコーヒーを理解していっていきました。
当時は、地面にビニルシートを敷いて乾かした不味い豆が多く、それは飲めば明らかにわかりました。
農家と試飲をして、スペシャルティークラスの生豆しか買わないようにしました。
後から聞いたことですが、「なぜ、太田はこんな厳しいことをやっているのだろう」と不思議に思われていたようです。
それもそのはずで、2016年当時、農家は「コーヒーに品質ってあるの?」という状況で、出来たものをバイヤーに売るだけの存在でした。
ただ指導するだけでが農家も従わないので、良いコーヒーは誰よりも高く買うようにしていました。
今や、フィリピン国の品評会で上位入賞する農家を複数輩出し、もっとも品質の良いコーヒーを生産する農協になりました。
農家の生計も向上しました。
具体的には、家を改修する、服装が良くなった、おかずが良くなった、財布に札が入っているのが見える等、変化がみられます。
出稼ぎに行っていた夫婦もコーヒーで生計をたてることが出来て、子供と一緒に暮らせる喜びをかみしめています。
また、品評会で表彰され、地元では農業省や州政府からも表彰され心理的にも満たされ、農家は自信を付けてきています。
コーヒー価格が高くなったため、野菜栽培からコーヒー樹に転換する人も増え、土壌の保全にも貢献しています。
農業省や貿易産業省等の行政からも支援が多く得られ、また民間企業/バイヤーとの関係も強くなりました。
ダバオ市では、近年、小さなカフェが数多くオープンし産業の裾野が広がってきているというインパクトもあります。
2025年4月現在、役員は7名、書記1名、会計1名。組合員数は男性101名 女性74名 計175名(2025年4月現在)。
組合長は、Mr. Rogelio L. Gonzales(2024年全国品評会4位)。
専従職員は、General Manager、ブックキーパー、ソーター(選別担当)、ローン担当、庶務の計5名。
なお、役員の1人、Ms. Rosemarie Rupecioは、昨年のSoutheast Asia Green Coffee Competition (Thailand)で85.58点で6位(フィリピンとしては最高順位)。
Philippine Coffee Expo 2025 (5月9~11日於マニラ)においても上位入賞が期待されています。